仕事の質を上げるために”エッセンシャル思考”を読んでみた。

 

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読書と食べ歩きが趣味の三十路のおやぢ。忘れっぽいのがたまにキズ。嫁に怒られる、娘の笑顔を見たら忘れる。そんな毎日を過ごしています(笑)詳しいプロフィールは→https://papanote0822.com/profile/

 

もっと仕事を効率的にするにはどうしたらいいんだぁぁ~~~!!!

かれんぱ

毎日している仕事だからこそ、どうにかして効率的に生産性を上げることができないか?と思いませんか?

 

僕はサボることばかりを考えているので←(働け!)、いつも効率的にするにはどうしたら良いかを考えています。

その中で一つ参考になった本があったのでご紹介しますね。

 

この本の中には”最小の時間で成果を最大にする”方法が書かれているんです。

『より少なく、しかしより良く』を実践するための方法についてまとめてみました。

 

エッセンシャル思考のマインドマップを書いてみた

本はマインドマップを書きながら書きながら読んでいます。
まだまだ、この習慣を初めて日が浅いですが、普通に読むよりも多くのことを吸収できていると感じます。

 

 

”仕事の質を上げるために”を意識しながら作ったマインドマップ

そもそもエッセンシャル思考とは何か?

賢く生きるものは不要なものを拝する 林語堂(作家、思想家)

エッセンシャル思考とは作者の言葉を借りるとより少なく、しかしより良く』を実践する考え方だそうです。

エッセンシャル(essential)は

本質的な、非常に重要な、欠くことのできない、必須の

というような意味になります。

つまり、エッセンシャル思考=”人生において本来使うべき非常に重要な考え方”という感じでしょうか。

 

過去の偉大なエッセンシャル思考の実践者

商業デザイン界にはディーター・ラムスという方がいたらしいのですが、彼に言わせると『世の中の殆どはノイズだ。本質的なものはほとんどない』そうです。

彼が残した言葉が『Weniger, aber besser 』=『より少なく、しかしより良く』なんだとか。

有名なスティーブ・ジョブスもアップル製品をとことんシンプルにすることで有名ですよね。

ペイパルの社長ピーターシールは『最優先の仕事を選び、それ以外は一切するな!』と言っていたそうです。

 

エッセンシャル思考の基礎となる考え方『トレードオフ』とは?

エッセンシャル思考を学ぶ上で根幹になる考え方があります。

それがトレードオフ。

トレードオフ(英: Trade-off)とは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所をすべて考慮したうえで決定を行うことが求められる。

人間が経験するもっとも基本的なトレードオフは、「時間をどう使うか」というものである。たとえば、与えられた時間を使って、芝刈りをすることもできるし、より儲かること、またはより楽しいことすることもできる。「時は金なり」である。楽しいことだけに時間を使った場合、当然のことながらお金がなくなってしまう。一般的には、ある状況で固定できるのは、3つのうち2つのみであるとされている。限られた資金で品質を上げるには、大量の時間が必要となる。
引用:Wikipedia

 

つまり、トレードオフとは何かを得ようとすると、何かを捨てなければいけない”と言いかえることもできます。

  • 仕事を効率的にするために、無駄な仕事を止める
  • 家族の時間のために、意味のない人間関係を立つ

あなたが効率の良い仕事や人間関係を求めるなら、取捨選択していかなければなりません。

 

ただし、間違った選択をするのは危険です。

稼ぐために寝る間も惜しんで働き健康を犠牲にしたり、仕事のために家族との時間を取れない人が不幸になる話は世の中にごまんとありますよね。

そのトレードオフの正しい取捨選択の基準となるのが『エッセンシャル思考』だといえます。

 

エッセンシャル思考を実践するための3つの技術について

エッセンシャル思考は主に3つのスキルによって成り立っています。

  1. 見極める技術
  2. 捨てる技術
  3. 仕組み化の技術

重要なものを見極め、いらないものを捨て、仕組み化することでシンプルに生きる方法について詳しく見ていきましょう。

 

99%は無駄。”見極める技術”を意識しよう

エッセンシャル思考の人は多くの選択肢を持ちます。
そして、行動に移す前に精査し「これだけ」はと言うものにのみ全力で実行します。

非エッセンシャル思考の人はアレもこれも手を出し、どれも中途半端。

ひどいときには「忙しく働くことが有能さの証」と考え、考えたりや立ち止まったりする時間を削ろうとするのです。

ほんとうに重要なものを見極めるための技術を磨きましょう。

 

重要な技術は4つ

  1. 洞察
  2. 孤独
  3. 睡眠
  4. 遊び

洞察

あなたの目標にとって必要かどうかというフィルターを持ち、俯瞰的、客観的に物事を判断する。

そうすることで本質が見えてきたり、問題点が浮き彫りになります。

世の中は圧倒的にノイズだらけですが、その中から大切なシグナルを見つけ出すことが重要です。

 

孤独

一人で集中できる状況を作り、『集中するには集中せざるを得ない状況に追い込む』

小さな子供がいると邪魔をされたり(可愛いから遊んでしまう(泣))なかなか集中できなかったりします。

 

ですので自分だけの時間が取れる場所を用意するべきでしょう。

そこでは考える時間をとったり本を読んだり、自分を高めるために使いたいですね。

 

睡眠

睡眠不足は悪。コレはいろいろな研究結果から疑いようのない事実である。

生産性は落ちるし、健康にも良くない。

この世の中でいちばん大事なのは健康です。

エッセンシャル思考で余計なものを排除し、しっかりと睡眠時間を取るように心がけましょう。

自分という資産を守りましょう。

 

遊び

遊びこそが創造性と探究心の源だ。

遊びが大切な理由は3つ。

  1. 選択肢を広げてくれる
  2. ストレスを軽減してくれる
  3. 脳の高度な昨日を活性化する

車や建築に遊びが必要なように、緊張状態はストレスや事故を起こします。

未然に防ぐためにも遊びを持って創造的に活動したいですね。

 

すべてを得ることはできない。まずは”捨てる技術”を身に着けよう

捨てる技術は大きく分けて4つ。

  1. 目標
  2. 拒否・キャンセル
  3. 編集
  4. 線引

 

目標

十余なことにエネルギーを集中させるために目標を定める。曖昧な目標ではなく完全で明確な目標をもつ。

何かを得るためにはやることに集中しなければいけませんが、曖昧な目標であれば瓦解します。

不確定な外部的要因にも動じない強固な目標設定が必要です。

 

拒否・キャンセル

生きている限りトレードオフからは逃れられない。本質的な目標に合わないものは拒否する。

確固たる目標からそれたものは止める(キャンセル)。

全部を得るのは不可能ですから、本当の目標に沿った行動のみを選択し、残りは上手に拒否していきましょう。

 

また、日本人はもったいない精神が宿っているので、いろんなものを簡単には切り捨てられません。

しかし、それは支払ったムダだけでなく、さらなるムダの原因になってしまいます。

やめるスキルにより本質的な事に集中できるようになります。

 

編集

不要なものや余分なものを削り、本質的なものを取り除く

目標にそぐわない余分なものを切り捨て、自分の生き方や仕事を完璧にしましょう。

削除し、凝縮し、修正し、抑制する。

やたら何にでも手を出さず、今あるものを削除し、昇華させていきましょう。

 

線引

自分の大事なものを守るために、コレだけは譲れないという線を引く

仕事ができる人ほど、なんでも引き受けこなしてしまおうとしまいます。

しかし、あまりに無理をすると必ず何処かにしわ寄せが来ます。

 

一線を引くことで自分の時間と思考を守り、他人の侵略を防ぎましょう。

そうすることでさらにあなたは豊かな人生に集中できます。

 

効率のいい仕事をするために”仕組み化の技術”を磨こう

努力や根性で何かをなそうとすると失敗する。

エッセンシャル思考の人は努力や根性がいらないように、自動的にうまくいく仕組みづくりをしています。

いったん、やるべきことを決めたらそれを無意識に実行できるようにすれば、もっと本質的に大切なことに集中できるかもしれません。

その5つのスキルは

  1. バッファ(緩衝)
  2. 削減
  3. 前進
  4. 習慣
  5. 集中

 

バッファ(緩衝)

未来は予測不能である。そのためのバッファを考えてリスクヘッジをする

予測不可能な未来において想定外のことは起こりえます。

が、起こりうることを最大限考えておいて、緩和することはできるはず。

そのために、プロジェクトを立ち上げる際には5つの質問を用意しておきましょう。

  1. どんなリスクが考えられるか?
  2. 最悪な場合にどんなことになるか?
  3. 周囲の人の影響はどうなるか?
  4. その経済的なリスクはどのくらいになるか?
  5. 前もって回避するためにどんな投資があるか?

徹底的に準備することで想定外のリスクを致命的なものにせず済みます。

 

削減

余計なものを減らすことで連なった仕事もうまく回り出す。

なにか問題があるときは、どこかにボトルネックがある場合がほとんど。

そこを適切に取り除くことができれば、生産性は必ず上がります。

仕事を減らすことによって、さらに多くのものを生み出しましょう。

 

前進

物事は早く小さく始める。

高望みをして大きな目標を設定しても苦痛になり、挫折していまします。

具体的な小さな目標をコツコツ積み上げていくほうが、周りから見ると大きな飛躍をしているようにみえるものです。

習慣

正しい習慣が勝利とクリエイティビティを生む。

非エッセンシャル思考の人はいざとなったら本気を出すと考える。

エッセンシャル思考の人は日頃から習慣にする。

習慣化するには最初は努力が必要ですが、習慣化ができれば余計なことに能力を使わずにすみ、クリエイティブなことに集中できます。

 

集中

いま、この瞬間いがいはない。いま何が重要かを考えよう。

いま作業をやっているときに、過去の失敗や未来の不安を考えいることに意味はありません。

いまの作業への集中を奪っています。いま以外を人間は生きることができません。

 

いまこの瞬間を生きるチカラを身に着けたければ、マインドフル瞑想などに挑戦するのもいいでしょう。

 

エッセンシャル思考とはシンプルに生きること。

 

『本当に大事なことは何か?』

それ以外は全部捨てていい。

 

この本の末尾にはこんなことが書いてあります。

 

全部はちょっと無理だろって思っちゃいますが、習慣化していけばある程度の無駄を削ぎをおとすことは当たり前になっちゃったりします。

 

僕もエッセンシャル思考を実践してからは『家族との時間をとる』というのを目標に、仕事を頑張っています。

自分の会社なのでこういったアイデアを取り入れるのは比較的カンタンで、今では働くのは週4、週2日は家族とのじかん、週1日は自分を磨く時間というふうに習慣化できています。

 

あなたも後悔しない人生を送るために、このエッセンシャル思考を学びシンプルに楽しく生きていきたいですね。

 

 

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