2018/01/14

3歳から始める正しい褒め方と効果的な叱り方

 

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読書と食べ歩きが趣味の三十路のおやぢ。忘れっぽいのがたまにキズ。嫁に怒られる、娘の笑顔を見たら忘れる。そんな毎日を過ごしています(笑)詳しいプロフィールは→https://papanote0822.com/profile/

もうすぐ3歳になって嫌々期も落ち着いてきたね

そうだね。でも、自己主張がすごく強い笑

かれんぱ

いたずらも大好きだしね・・悪いことをしたらちゃんと叱らないとだし、いいことならしっかり褒めてあげたいよね?

うん!でも、どうやった方がかれんにとって一番いいんだろう?

かれんぱ

 

 

もちろん育児に正解はないと思ってる。

でも、いろいろな研究で子供たちが今後生きていく中で、必要なスキルが効果的に身につく方法も確立されているようなんだ。

今日はその中であなたのお子さんを正しく導くための褒め方と叱り方について調べてみたよ。

 

育児は褒めた方がいい?叱った方がいい?

どちらがいいとは一概に言えない。けど、【多く褒めた子】と【多く叱った子】には性格や思考にある程度違いがあることがわかった。

参考程度に書いておくね。

多く叱った子に現れる傾向

叱られることが多い子供は【自主性がなく】【マイナス思考】な性格になりやすい。

 

怒られるというストレスを避けるために、何かを行動したり考えることをセーブしてしまう。

そして、どんどん積極性を失ってしまいがち。

ひとの顔色を伺わないと行動できなくなり、【自主性がなく】なることも。

 

また、叱るということは、子供の行動の否定なので『自分は間違っている』『自分はダメなんだ』と子供は思ってしまい、【マイナス思考】になってしまうみたい。

 

怖いのは心理学で言うところの【学習性無力感

学習性無力感(がくしゅうせいむりょくかん、Learned helplessness[1])とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象である。なぜ罰されるのか分からない(つまり非随伴的な)刺激が与えられる環境によって、「何をやっても無駄だ」という認知を形成した場合に、学習に基づく無力感が生じ、それはうつ病に類似した症状を呈する

引用:wikipedia

これは傾向であって、必ずこうなるというわけではないから安心してね。

 

もちろん、叱られることが多い子供でも、それがプラスに働くことがある。

それは『我慢強く』『努力できる』子供になるってこと。

 

サッカー選手でもプロ野球選手で若いトップのスポーツ選手は、子供の頃から厳し教育を受けて育った子が多い。

最近だと、柔道の阿部一二三選手野球の清宮幸太朗選手などが小さい頃からのスパルタ教育で有名だよね。

二人共、学校が終わったらすぐに家に帰ってトレーニングするくらいにストイックだった。

 

ちょっと昔だと、卓球の愛ちゃんボクシングの亀田三兄弟もたくさん叱られてトップ選手になった人たち。

愛ちゃんはよくお母さんに怒られて泣いてたよね。

 

多く褒めた子に現れる傾向

多く褒められた子供に現れる傾向は『プラス思考』と『積極性』だ。

自分の行動に対してお墨付きをもらえるので、自分はできる人間だ!と思え、いろいろなことに挑戦できる性格になるみたい。

また、人と関わることに対して恐怖がないので、交友関係くなる傾向がある。

 

ただし、嫌なことに対してはとことん避ける、もしくは嫌なことで凹みやすい性格になる可能性もあるみたいなんだ。

ゆとり教育って言葉があるように、あまりに甘やかされて育つと『我慢ができない』大人になってしまうかもしれない。

一度叱られただけで仕事を辞めちゃうような大人にね・・・

 

子供の力を引き出す褒め方と叱り方

比べてみると叱った子供と褒めた子供の性格の傾向がはっきりと出てくると思う。

そして、どちらかに偏るのではなく、叱ると褒めるをバランスよく使っていくのが一番だというのは、ここまで読んでくれたあなたも思ったはず。

どのような場合にどのように叱ったり褒めたりするのが効果的なのかまとめてみたよ。

子供の効果的な3つの褒め方

特に調べてみて効果的だと思った3つの方法と状況を紹介するよ!

  1. 具体的に褒める
  2. 子供が言ったことをそのまま繰り返す
  3. 褒める効果を劇的にアップさせる秘密の方法

 

具体的に褒める

何かを達成した時に『すごい』『えらい』と単純に褒めてしまいがちだよね。

でも、その際になぜ褒めているか?を一言加えてあげると効果的なんだって。

 

例えば、お片づけができた時に、

『おもちゃを片付けできてえらいね!!』

とか

『すごいね!ちゃんとお片づけできたね♪』

みたいな感じに、しっかり感情を込めて一緒に喜んであげよう。

 

そうすると子供は何かを達成した時に、『一緒に喜んでもらえて嬉しい!』という感情から、何かを達成することに対して積極性が生まれるんだ

 

子供が言ったことをそのまま繰り返す

例えば、子供が『ちゃんと服着れたよー』と嬉しそうに駆け寄ってくることがあるよね。

すぐに抱きしめたくなっちゃうんだけど、ただ、抱きしめるだけじゃなく、『ちゃんと服着れてすごいね♪』と子供が言ったことをそのまま繰り返すと良いんだ。

繰り返すことで、あなたの子供が『自分の話を理解している』と思い、どんどん積極的に会話してくれるようになるかも。

 

会話のキャッチボールは脳の前頭前野が活性化するという研究結果があるんだ。

この脳領域は複雑な認知行動の計画、人格の発現、適切な社会的行動の調節に関わっているとされている。この脳領域の基本的な活動は、自身の内的ゴールに従って、考えや行動を編成することにあると考えられる。

引用:wikipedia

前頭前野が発達することで、子ども自身に考え、実行する力が備わってくるんだね。

 

褒める効果を劇的にアップさせる秘密の方法

褒める効果をさらに高め脳の発達を促す、秘密の方法が最近の研究でわかってきたみたい。

それは魔法の言葉『誰々も言ってたよ!』

 

例えば、ママのお手伝いをした時に

お手伝いできてえらいね♪ばぁばもかれんのことえらいって言いたよ!

かれんぱ

と一言加えるんだ。

 

そうすると子どもの認知機能が発達し、人の気持ちのわかる優しい子どもに育ってくれる傾向が高いって!

子どもが優しい子どもに育ってほしいってのは、世の中の親みんなが考えることだよね。

 

子供を叱るべき3つの状況

どうしても子育てをしていると叱らなければいけない場面はあると思う。

例えば、人を傷つけたり、自分の命に関わることなんかはね。

 

ただ、叱り方にも効果的な方法がある。効果的だと思った三つの方法は

  1. 比較して叱らない
  2. 感情に任せて叱らない
  3. 叱った理由を具体的につたえる

 

比較して叱らない

誰かと比較して褒めることは、子どものプライドを傷つけてしまう可能性が高いって。

プライドが傷つけられると脳の綿条体という喜びや快楽を司る場所の発達が妨げられる。

そうすると快楽を求めて、ひどい場合にはお酒や薬物にはまってしまう可能性が出てきてしまうんだって。

世界に一つだけの花って歌もあるように、オンリーワンな我が子をそのまま愛してあげよう

 

感情に任せて叱らない

どんどんできることも増えわがままになってしまう我が子。

たまに我を忘れて怒ってしまう時あるよね汗

そういう時って『バカ』とか『ダメ』とか暴言を言っちゃうこともある。

 

でも、子どもにとって感情に任せて暴言などを言われると、どんどん脳が萎縮しちゃうんだって。

体への暴力より言葉の暴力の方が脳には悪影響みたい。

 

子どもは親を映す鏡。

親が怒りっぽいと子供も怒りっぽくなる傾向が強いらしいよ。

なるべく叱る時は冷静でいたいね。

 

叱った理由を具体的につたえる

この前ファミレスで子供がふざけてたら何も言わずに頭を叩いている親がいたんだ。

でも、叩かれたくらいじゃ子供はわからないよね。

 

もちろん、口で言うだけで聞いてくれないから手が出るのかもしれないけど、長い目で見たら『何故怒られているのか?』というのをしっかり伝えた方が子供の認知機能は必ず向上する。

抽象的にダメだと言われると、子供は人格的に否定されていると思いマイナス思考になり安いっていうのは最初の方に書いたと思う。

でも具体的な理由を言われると『人格ではなく行為がいけないんだ』と理解することができる。

僕は君のことを大好きだけど、その行為はダメだよって伝わってくれるといいな。

 

僕が育児に本当に必要だと思うこと。

色々まとめてみたけど、結局は自分の思い通りに子供を育てるっていうのは不可能だと思う。

自分の子供といはいえ一人の人間だからね。

 

ただ、間違いなく子供の頃の教育は大事。

三つ子の魂百まで 三つ子の魂百までっていうように小さい頃の経験が大人になってからの人格を形成するのは間違いなさそう

だって20代くらいの記憶ってあんまり残ってないけど、小さい頃の怒られたり褒められた記憶って鮮明に覚えているもんね。

僕はよく怒られていたから、ちょっとマイナス思考っていうのは当てはまってるし(笑)

 

で、僕はやっぱり育児に大事なのは方法よりも愛情を持つことなんじゃないかと思う。

褒めるにしても、叱るにしても、『君を大好きだからなんだよ』っていうのを伝えらるような方法を取ればいいんじゃないかな。

怒られまくってマイナス思考になった僕だけど、親からの愛情っていうのはしっかり伝わっていたから、グレることもなく家族も持つことができた。

自分で会社まで作るようになったしね。

 

なんで娘の子育てについても、とりあえず見守って、道に外れそうなら叱ったり、諭したり。

迷うこともあるだろうけど一緒に成長できたらいいんじゃない方って思ってる。

『子育て』っていうけど、なんだかんだ親も成長させられているんだなぁ。

 

 
 

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